2012年3月24日土曜日

ルイ・ベロジナス(Ts) / "Live At Tonic"

ルイ・ベロジナス(Louie Belogenis)のライブ盤。
コルトレーンアイラーに強く影響を受けているプレイヤーで、他にも『メディテイションズ』とか『ベルズ』(まんまじゃん・・・)というアルバムを出している。
実はジョン・ゾーンの勉強仲間でもあったらしい。


2012年3月20日火曜日

ジョン・サーマン/ "The Trio"

「問題児ジョン・サーマン」というタイトルでバリトンサックス。買わないわけにはいかない。

英国フリージャズサックスの雄、ジョン・サーマンの名作『ザ・トリオ』である。
メンバーは
ジョン・サーマン(Bs,Ss,B-cl)、
バール・フィリップス(Ba)
スチュー・マーティン(Ds)。

フリージャズではあるが完全なフリーインプロヴィゼーションではなく、各曲にはやたらとかっこいいテーマが提示される。
バリトンで演ったプログレと言ったほうが適切か。




CDで2枚組み。一気に聴くのはしんどいかと思いきや、まったく飽きない。

2012年3月11日日曜日

スリー・バリトンサクソフォン・バンド/ "Plays Mulligan"

ニック・ブリグノラ、ロニー・キューバー、ゲイリー・スマリアン
という現代最高峰のバリトン奏者3人が一同に会し、マリガンに捧げて吹きまくるという、なんともしびれる一枚。バリトン好きにはたまらない。




パーソネルを見ると、ふむふむピアノレスか。ここらへんはマリガンへのオマージュか?
ジャケットもナイトライツっぽいし…。
しかしながら、3人とも音はブリブリ。
誰もマリガンの真似なんかしていない笑。ウェスト・コースともへったくれもない。

各プレイヤーのソロ・アルバムを聴いて「この人音はやっぱこうだよナ~」などと知った口を利いたりしたが、こうして3本並べられると
正直まったくわからない。すいませんでした。

2012年3月8日木曜日

メイヤーのアルトマウスピース(現行品)

マウスピースは何を使うか。これにこだわるのはサックス吹きの性みたいなものだ。
特にヴィンテージを追い求める人は多い。
たしかに現行品とはそもそも材質が違うし、抜群な音が出せるものもあると聞く。

しかし如何せんあまりに高価だ。高すぎる。
ニューヨーク・メイヤーだと10万円くらいはざらだ。しかも、ただ古いだけのろくでもないものも混ざっている。

であれば、実用に問題のない現行品をよく選んで買ったほうがいい。十分事足る。
メイヤーでいえば、現行品は1万円。選んで買って別の店でまた選んで前買ったやつを売って…、を繰り返してもトータルの支出は2万円くらいで収まるだろう。
浮いた金でプロのレッスンを受けたほうが余程効率的じゃなかろうか。

写真は知人から拝借している6MMの現行品。サイドレールの幅は均一で、きれいなバッフルが少し付いている。
まったくバッフルのないスポッと落ちていくような形より、音は幾分明るい。
フラジオの当たりも遜色ない。ファズトーンも問題なく出る。
最近巷に出回っているヴィンテージ復刻系(?)のマウスピースとも吹き比べたが音色、鳴りともに劣るとは感じなかった。
※ニューヨーク・メイヤーやらブラザーズやらと吹き比べたことはないので、そこはぜんぜんわかりません。

1本2~3万円するハイエンドマウスピースと比べても、コストパフォーマンスの点でも十分なのではないか。


さらにいえば、ヴィンテージだろうが現行品だろうが求めるポイントは同じなのだ。

・上から下まで均一に鳴るか
・最低音、最高音がピアニッシモで出せるか
・好みの音色か
・そして何より、吹くときにストレスを感じないか

音色の好みはあれど、要件を満たすならば現行品でもまったく問題ない。
有効な選択肢と思が、いかがでしょう?