こんな適当な内容でも読んでいただける奇特な方が数名いらっしゃるようなので、久々に更新してみた。
今回はジョー・ロバーノである。
正直言って、これまでは
「口ひげもじゃもじゃのテナー吹くオッサン」
くらいの認識しかなかった(なんて失礼なんだまったく)。
オッサン↑
ふとしたきっかけでこのDVDを600円(!)で購入。
どんなもんなんだと見てみたところ、
ぶっ飛びました。オッサンなんて呼んでごめんなさい。
という結論に至った。
ジョー・ロバーノってこんな音してたっけ・・・。なんだかすごいぞ・・・。
テナー2本、アルト・バリトン・ペット・トロンボーン各1本にリズムセクションという、ビッグコンボ形式のバンドで、2001年パリでのライブを収めたもの。
曲はスタンダードが比較的多いが、かなりバキバキで、これぞバップという白熱のソロが展開される。
直球系の曲が多いので、聴きやすいってとこもあるが。
特にサックス吹きにはお勧めだ。
パーカーに捧げるオリジナル曲"Charlie Chan"はサックスセクションフィーチャーの超ドバップ。
かと思えば、"Embraceable You"のスローナンバーでのサックスソリなんかもう、鳥肌もんである。
バリトンはゲイリー・スマリアンだし。
ロバーノ本人の音は、なんと言うか、
説得力がものすごい。
早い曲だと指がからまっちゃったりしてるんだが、
低重心なサウンド
が、そんな瑣末なことは吹き飛ばしてくれる。
そして何より、
演奏してる側がすげー楽しそう
なのである。これは大事なポイントだ。
だってジャズだもん。本来は眉間にシワ寄せて聴くもんじゃない。
というわけで、これはお勧め。いかがでしょう?