最近注目しているスウェーデンのアルト奏者、フレデリック・クロンクヴィストである。
汁もしたたる黒人ジャズばかり聴いていたので、北欧ジャズは正直あまりカバーしていなかったが、ふと手に取ったこのCD、
かなり熱い。
ずしっと重たい芯のあるアルト。
ボッサのリズムに乗せた、どことなく寂しさを感じさせるメロディーの6曲目”North African Pearl”など、音の特徴をはっきり聴くことができる。
テーマ明けのソロから一気にギアを上げる2曲目は、ソロ・曲調ともにケニー・ギャレットの影響を感じるが、これはこれでよしとしよう。
私見だが、基本的にジャズは
アホな音楽
である。
「ケツの穴(よーするに肛門)」が語源という噂もあながち嘘ではないと思っており、ともかく「ガッハッハ!」と笑えるところにかっこよさがある。
ただ、この人のアルバム全体に漂う、なんともいえない透明感も、これまたすごくいい。
独特の透明感とソリッドなアルトを、でしゃばり過ぎないリズムセクションが裏打ちする。
オススメです。
■Personel
Fredrik Kronkvist (As)
Daniel Tilling (P)
Martin Sjostedt (Ba)
Daniel Fredriksson (Ds)
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