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2012年3月24日土曜日

ルイ・ベロジナス(Ts) / "Live At Tonic"

ルイ・ベロジナス(Louie Belogenis)のライブ盤。
コルトレーンやアイラーに強く影響を受けているプレイヤーで、他にも『メディテイションズ』とか『ベルズ』(まんまじゃん・・・)というアルバムを出している。
実はジョン・ゾーンの勉強仲間でもあったらしい。


2011年5月6日金曜日

峰厚介クインテット/"ミネ"

久しぶりの日本ジャズである。

1970年(昭和45年)録音。
スリー・ブラインド・マイスの記念すべき第一弾
が、この"ミネ"だ。

←地面から峰さんの首が生えているという、何がなんだかわからないがなんとも凄まじいジャケット。
これでジャケ買いはなかなか厳しいものがある。

まるでダリかエッシャーの絵のようだ。










実は、私は最近まで峰さんがもともとアルト吹きであったことを知らなかった。
勝手にバキバキなアルトだろうと想像していたが、意外と(というのは大変失礼だが)
洗練された音色なのだ。

2011年3月10日木曜日

ズート・シムズ/"Soprano Sax"

ソプラノサックスをどういう音にしたいのかイメージがつかめず、困っていたときにバンドの先輩に薦められて買ったのがコレ。
テナーマンとして有名なズート・シムズだが、
実はソプラノサックスの名手でもあるのだ。

同じクール派のテナーの中でもスタン・ゲッツのように華のあるタイプではなかったが、レスター・ヤング直系のひたすらスイングしまくるスタイルを貫いた。

本作の録音は1976年。
フュージョンの足音が聴こえてきそうな時代に、50年代の録音かと思うような選曲と演奏を選択したのも、ズートならではといえるのではなかろうか。

1曲目"Someday Sweetheart"はディキシー時代の古い曲。
一緒に口ずさみたくなる親しみやすいテーマがたまらん!
よく聴くと低音域ではサブトーンを吹き、コードトーンで駆け上ったキメの高音域では張りのある音になる。
このあたりの音色のコントロールは見事だ。
4曲目"Bloos For Louise"は愛妻のために書いたズートのオリジナルだそうだが、古いスタイルのブルースをソプラノで吹くというのがかえって新鮮。
ズート・シムズのソプラノは温かみのある音だが、これといった真新しいものはない。
シドニー・ベシェのように強烈なヴィブラートを使うわけでもないし、コルトレーンのような攻撃性もない。
だが、それがポイントなのだとも思う。
ソプラノのような高音域の楽器はコントロールがどうしても難しくなるので、口や喉をリラックスさせた状態で自然な音を出し、楽器を鳴らすという、当たり前のことがより重要になるような気がしてくるのだ。
ソプラノサックスの音源ならこいういうのをオススメしたい。
某ケニーなんぞ聴いたって仕方ない。

関連記事
スタン・ゲッツ最後のステージ/”People Time”

2011年1月8日土曜日

サヒブ・シハブ/“Sentiments”

近年やたらと再評価されているサヒブ・シハブ。

バリトンサックスが有名だが、アルト、ソプラノのほかにフルートも吹くマルチリード奏者だ。




ちなみにサヒブ・シハブというのは回教名(ムスリム)で、本名はエドモンド・グレゴリーという。
なんか普通過ぎるが・・・。













“Sentiments”

65年および71年の録音を収めたお得盤。
前半ではサヒブのソプラノ(!)がワンホーン・カルテットで聴けるのが珍しい。
後半はThe Danish Radio Jazz Group(デンマーク放送所属のバンド)によるアンサンブル。こっちではバリトンとフルート。

サヒブはマリガン信奉者だそうだが、なるほど、バリトンの音はペッパー・アダムスのようなブリブリ系ではなく、軽やかだ。

それとは対照的に、ソプラノはかなりバキバキした、芯のある音になっている。

表題曲“Sentiments”もソプラノで吹いているが、いきなりオルガンとエレキベースが入ってきて、いうなればインチキ臭いクラブジャズといった雰囲気である。このいい加減さがまたいい。

マイナーのファンキーチューン(3曲目)が出てきたかと思えば、サスペンス映画のBGMで流されそうな12曲目など、全体的にサヒブの曲は変なのが多い。

それがまた面白いんだが・・・。

ケニー・ドリューが参加していることからも、本作は今となっては貴重な記録だ。

☆次回をお楽しみに☆