イーヴォって何人かと思ったらブラジル人のオッサンだった。
何はともあれ、まず音色がいい。
ラバーのマッピの音ではあるが、音色が独特なのだ。
たっぷりとしたローの土台にハイが乗っかっていて、なおかつ独特のジャリッとした倍音が多く含まれている。常にオーバートーンが基本にあるような音だ。
テナー、ドラム、ベースのトリオだが、演奏自体はデュオに近い。
パーカッション的なドラムをバックにペレルマンが延々とソロを吹く場面が多いのだが、正直最初はダレてるなぁと思うところもあった。
が、ちょっと我慢して(笑)注意深く聴いていると、次々に違ったフレーズが湧き出て飽きが来ない。というか次第に脳がトランス状態になってきて気持ちいい。
これは!と思う調性が薄い浮遊感のあるフレーズも連発され、コピー意欲をそそられる。
この種のフレーズは「このコード進行に使えるからコピー!」ではなく「コピーしてみたが、さてどんな進行に使えるかいな?」と考えるのが楽しいタイプのものだ(ヘタクソな言葉遣いだがニュアンスはわかっていただけるかと)。
これは買って大正解。
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