デュコフのマウスピースは、
ボビー・デュコフというオッサン
が作ったものである。
実は(といったら大変失礼だが)このオッサン、
プロのテナープレイヤーであったのだ。
そして、どんな演奏をしていたかというと、
なんと柔らかいサブトーン
だったのである。現在のデュコフマッピのギンギンな音色とはまったく正反対だ。
トミー・ドーシー楽団にも在籍し、自身のオーケストラでもレコードを作った。
“Sweet Swingin’ Sax In Stereo”
←これを手に入れるのはそこそこ苦労した。1,500円だったけど。
では、サブトーンをボフボフ吹いていたデュコフがギンギンマウスピースを作り始めたのはなぜなのか。
以下勝手な妄想だが、ジャズ黎明期から現在に至るまで、マウスピースマーケットではテナーならオットーリンク、アルトならメイヤーが圧倒的シェアを占めており、デュコフがリンクに似たマッピを作っても(最初はそういうのを作っていた)市場に食い込めなかったのではあるまいか。
そうこうしているうちに時代はフュージョン・クロスオーバー時代になり、そちらに方針転換した、なんてこたないかな。
そんなデュコフも今年生きていればなんと92歳である。元気にしてるんだろうかと思い、本家ホームページを見てみたら・・・。
心配して損したわい・・・。
オチがなくてスンマセン。
☆おしまい☆
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