前回に引き続きしつこく日本ジャズをご紹介したい。
これは一部のマニアしか知らない、埋もれた名盤だと思う。
アマゾンでは取り扱いすらされていなかった(笑)。
当然小生も知らなかったのだが、ディランの"My Back Pages"というタイトルを見て即買いした。
中部地区を中心に活動していた若手、しかもメンバーは全員20代!
原石のような若手を発掘するのに重きを置いたスリー・ブラインド・マイスらしいレコードだ。
↑見よ!この野暮ったいが「わかるなぁ」というジャケットを!
メンバーは
太田邦夫(P)
高野正幹(Ts)
松浦克彦(Tp)
加藤雅史(Ba)
夏目純(Ds)
失礼は重々承知だが、正直全員知らなかった・・・。
だが、TBMが取り上げただけはある、グループのカラーを存分に打ち出した充実の内容だ。
何しろディランの"My Back Pages"を取り上げたことに拍手を送りたい。
スローな8ビートに載せて、テナーが淡々とメロディーを吹く。
ポップスの曲をインストで演る例は多いが、薄っぺらいフュージョンサウンドになってしまうことも多い。
この曲もそういった意味では、「ダサい」のだが、
魂が反応するあのメロディーと
若さ剥き出しなソロ。
もうたまらん。全部許せてしまう。
↑ディランのモノホンはこれに収録。
この録音がなされたのは1976年。
35年前だ。
当時20代だったメンバーはもう還暦目前。
今またこのメンバーが揃って"My Back Pages"をやったなら、どんな演奏になるのだろう。
きっと熟成された音が聴けるにちがいない。
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