2011年8月22日月曜日

フレッド・アンダーソン&DKVトリオ

前回に引き続きしつこくシカゴ派、フレッド・アンダーソンである。



※ディスク・ユ?オンなどで探せば700円くらいで買える。間違ってもam?zonのやたらと高い出品に手を出さないように(そんな人いないか・・・)。
本作はシカゴを根城にする前衛サックス奏者ケン・ヴァンダーマーク率いるDKVトリオとの共演モノだ。
フロントが前衛サックス2本、ベースがケント・レスラー、ドラムはおなじみハミッド・ドレイクと来れば買わないわけにはいかない。


全曲アンダーソンのオリジナルだが、1曲目"Planet E"はいかにもアンダーソンらしい怪しい旋律が目を引く。
ヴァンダーマークは「おらおらァ!」とばかりにフリーキー・トーンで挑発するが、アンダーソンに応じる気はないようである。合うんだか合わないんだかいまいちよくわからん二人のフロント陣だが、それでも聴いていて気持ち悪くないのは不思議。

6曲目"Lady's In Love"は美しいテーマを前衛二人がまじめに吹くのだから参ってしまう。
ゴリゴリギョエーなフリージャズを期待していると面食らうが、二人のサックス奏者としての技量の高さを垣間見れる。

傑作とまではいかないが聴きやすい良盤。買って損はない。
ただ、スタジオ録音盤というのがなぁ・・・。即興命のフリーはライブに限る。
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