これはヤバイです。
オディーン・ポープのサックス・クワイアというのは、テナー5人、アルト3人、バリトン1人にリズムセクションという、なんとも笑ってしまうようなバンドだ。
そこにマイケル・ブレッカー、ジョー・ロバーノ、ジェームス・カーターがゲスト出演するという、はっきり言ってバカなんじゃないかというライブである。
全体を通してともかく暑苦しい。
ポープの趣味なのだろうか、クワイアのレギュラーメンバーもバチバチのパワー系奏者を揃えているので、美しいメロディーの曲でもやはり暑苦しい。
が、そこが好き者には堪えられないだろう。
ゲストは皆お約束通りのスーパープレイを聴かせてくれるが、ともかくブレッカーのソロが頭おかしい。
2曲目のソロで好き放題に吹きまくり、聴いているほうは頭がカッカ来る。
ところが後にさらにスゴイ"Coltrane Time"が控えている。ポープとブレッカーのバトルなんだが、うるさいうるさい。「お、そう来るか。じゃこうだ!」とオラオラ。「あ?ほいじゃ俺はこうだ!」とオラオラ。
聴いていて思うのだが、ブレッカーはリーダー作よりも客演の方が圧倒的によい。ヨアヒム・キューンのアルバムでもそうだが、周りを気にせず存分に暴れまくる。自分がプロデューサーだと気にすることが多くて暴走できないんだろうか・・・。他人の作品だからワーワーできるというのもどうかと思うが、格好よきゃいいんだ格好よきゃ。
2012年7月19日木曜日
2010年12月14日火曜日
SAXEMBLE(ジェームス・カーター)
ブログには統計表示機能というのがあって、ページを見てくれた方がどんなキーワードでたどり着いたか、どの記事が頻繁に読まれているかなどを管理者は知ることができる。
で、当ブログで最近人気なのは
ジェームス・カーター(James Carter)らしい笑。
近頃はおとなしくなってつまらんとの批評も聞くが、時期やアルバムによって差はあるものの、やはりカーターはめちゃくちゃで面白い。
というわけで、今回はカーター絡みのアルバム”Saxemble”をご紹介。
※実はこれ、フランク・ロウがリーダーのグループらしい。が、ロウについては書くことがないので素通りすることにする。ロウさん、すみません。
「サックスアンサンブル」を短くしてみました、みたいな安易なアルバムタイトルはどうにかならんのかと思うが、まあいいとしよう。
俺はメンバーと曲目を見て即買いした。
■Musicians
James Carter (As,Ts,Bs)
Frank Lowe (Ts)
Michael Marcus (Manzello,Bass sax)
Cassius Richmond (As)
Cindy Blackman (Ds)
with
Alex Harding (Bs)
Bobby Lavell (Ts)
サックス6本(!)+ドラムという、なんとも凄まじい編成だ。
で、当ブログで最近人気なのは
ジェームス・カーター(James Carter)らしい笑。
近頃はおとなしくなってつまらんとの批評も聞くが、時期やアルバムによって差はあるものの、やはりカーターはめちゃくちゃで面白い。
というわけで、今回はカーター絡みのアルバム”Saxemble”をご紹介。
※実はこれ、フランク・ロウがリーダーのグループらしい。が、ロウについては書くことがないので素通りすることにする。ロウさん、すみません。
「サックスアンサンブル」を短くしてみました、みたいな安易なアルバムタイトルはどうにかならんのかと思うが、まあいいとしよう。
俺はメンバーと曲目を見て即買いした。
■Musicians
James Carter (As,Ts,Bs)
Frank Lowe (Ts)
Michael Marcus (Manzello,Bass sax)
Cassius Richmond (As)
Cindy Blackman (Ds)
with
Alex Harding (Bs)
Bobby Lavell (Ts)
サックス6本(!)+ドラムという、なんとも凄まじい編成だ。
2008年8月15日金曜日
ジェームス・カーター
ご無沙汰!
最近暑い!こんな暑い日はパワーで押すアヴァンなジャズを聴くに限る。
というわけで、今回は巷で噂(?)のジェームス・カーター特集だ。

ほう、なかなかイケメンじゃないっすか。カーターさん。
サックスという楽器で可能なあらゆる奏法をマスターしているキ○ガイのようなプレイヤーだ。こと特殊奏法の技量は現代最高峰だと思う。
3オクターブを超えるフラジオ、フリークトーン、ファズトーン、スラップタンギング、フラッター、サーキュレイションブレスから名前のない理解不能な怪しい音まで何でもござれだ。
それでいて、単なるキワモノではない。レスター・ヤングやコールマン・ホーキンスの影響を受けつつ、モダンジャズの主流を着実に歩んでいる。
バラッドを吹かせれば弦楽器のような美しい音まで出しちまうんだから、聴いている側は「ずるいぞ、この野郎!」と叫ぶしかなくなる。 まあ、「ジャズ・テナーはスタン・ゲッツしか認めません。」みたいなファンには受けないだろうが、フリーのにおいが混ざったパワー系プレイヤーが大好きな私にとってはバッチリストライクゾーンなのである。
じゃあ、何から聴けばいいの?というそこの君!とりあえず以下紹介する音源を聴いてくれ。どれもアマゾンで買えるので、下記のリンクから注文して私の収益に貢献して欲しい(笑)。
"Out Of Nowhere"
バリトン・サックス好きなら是非聴くべき音源だ。
ウネるオルガンが実に心地よい。特に3曲目”High Jack”がかっこよい。なにしろハミエット・ブルーイット御大とカーターの2バリトンがブギョブギョ吹くんだから、もーたまらん。
"Out Of Nowhere"
バリトン・サックス好きなら是非聴くべき音源だ。
ウネるオルガンが実に心地よい。特に3曲目”High Jack”がかっこよい。なにしろハミエット・ブルーイット御大とカーターの2バリトンがブギョブギョ吹くんだから、もーたまらん。
"KC After Dark"by Kansas City Band
映画のサントラなのだがバカにできない。なにしろ参加してるミュージシャンがすごいことになっている。
カーターのソロでヤバいのは3曲目”Indiana”。ジャズのスタンダードをデキシー風にやるのだが、カーターはとびきり熱いブロウを聴かせてくれる。
映画のサントラなのだがバカにできない。なにしろ参加してるミュージシャンがすごいことになっている。
カーターのソロでヤバいのは3曲目”Indiana”。ジャズのスタンダードをデキシー風にやるのだが、カーターはとびきり熱いブロウを聴かせてくれる。
"Jurassic Classics"
とりあえずここらへんから聴いてみるのもいいかも。超速Aトレである。しかも汽車の汽笛をテナーのオーバートーンで再現(笑)するというキ○ガイぶり。
とりあえずここらへんから聴いてみるのもいいかも。超速Aトレである。しかも汽車の汽笛をテナーのオーバートーンで再現(笑)するというキ○ガイぶり。
"Chasin’ The Gypsy"
ジャンゴ・ラインハルトの曲を取り上げたアルバム。
ジプシー独特の哀愁に満ちた美しい旋律を、現代の解釈で再構築したといったところか。
バスサックスやFメゾサックス(!)の音をじっくり聴けるという点でも、これは買いだ。
レジーナ・カーターのバイオリンもいい味を出している。
レジーナ・カーターのバイオリンもいい味を出している。
"Gardenias For Lady Day"
ビリー・ホリデイの追悼盤として吹き込まれたもの。
ホリデイと来ればやはり聴くべきは5曲目”Strange Fruit”だろう。「奇妙な果実」という邦題でも有名なスタンダードだが、この曲名の由来はリンチによって殺され、木から吊るされた黒人の死体から来ているのだ。
カーターのサックスはこれでもかというくらいに咆哮し、差別・迫害された挙句殺されてしまった人々の怒り、悲しみを見事に表現している。
ビリー・ホリデイの追悼盤として吹き込まれたもの。
ホリデイと来ればやはり聴くべきは5曲目”Strange Fruit”だろう。「奇妙な果実」という邦題でも有名なスタンダードだが、この曲名の由来はリンチによって殺され、木から吊るされた黒人の死体から来ているのだ。
カーターのサックスはこれでもかというくらいに咆哮し、差別・迫害された挙句殺されてしまった人々の怒り、悲しみを見事に表現している。

トレンチコートにバリトンサックス!
あんた男だぜ。
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