「問題児ジョン・サーマン」というタイトルでバリトンサックス。買わないわけにはいかない。
英国フリージャズサックスの雄、ジョン・サーマンの名作『ザ・トリオ』である。
メンバーは
ジョン・サーマン(Bs,Ss,B-cl)、
バール・フィリップス(Ba)
スチュー・マーティン(Ds)。
フリージャズではあるが完全なフリーインプロヴィゼーションではなく、各曲にはやたらとかっこいいテーマが提示される。
バリトンで演ったプログレと言ったほうが適切か。
CDで2枚組み。一気に聴くのはしんどいかと思いきや、まったく飽きない。
2012年3月20日火曜日
2011年11月26日土曜日
ズビグニエフ・ナミスウォフスキ・カルテット / "Polish Jazz"
Zbigniew Namyslowski⇒ズビグニエフ・ナミスウォフスキ
この読み方でいいのか・・・?まあカタカナの限界だろう。
日本ではマイナーどころか欧州ジャズ・マニアしか知らないのではないかという、
ポーランドのパーカー派アルト奏者である。
ソ連のジャズを探していて偶然見つけたのだが、これが大層かっこいいもので物凄く得した気分になってしまった。
鳴りきった「これぞアルト!」という音色で吹きまくるのだが、フレーズにはパーカーのイディオムはあまり登場せず、曲もバップとは異なる。
ポーランド人たるアイデンティティから来る独特さなのか知らんが、美しくも変な曲が満載でまったく飽きない。ロマの音楽のようなスケールも聴こえるような気がする・・・。
オーネット・コールマン等から影響を受けたのだろうか?7拍子、9拍子なんてのはざらなのだが、聴いていてノれるのが不思議だ。
本作は1966年ワルシャワでの録音だが、当時のポーランドはまだ共産圏だった。
そのころの様子はまったく知らないが、ソ連の支配下にあったということであるから言論・文化への弾圧は推して知るべしである。
そんな中でもこうしたニュー・ジャズを演奏した人たちがいたことに、私は感動を禁じえないのだ・・・。
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肋骨レコード
フレデリック・クロンクヴィスト(As)/"Maintain!"
この読み方でいいのか・・・?まあカタカナの限界だろう。
日本ではマイナーどころか欧州ジャズ・マニアしか知らないのではないかという、
ポーランドのパーカー派アルト奏者である。
ソ連のジャズを探していて偶然見つけたのだが、これが大層かっこいいもので物凄く得した気分になってしまった。
鳴りきった「これぞアルト!」という音色で吹きまくるのだが、フレーズにはパーカーのイディオムはあまり登場せず、曲もバップとは異なる。
ポーランド人たるアイデンティティから来る独特さなのか知らんが、美しくも変な曲が満載でまったく飽きない。ロマの音楽のようなスケールも聴こえるような気がする・・・。
オーネット・コールマン等から影響を受けたのだろうか?7拍子、9拍子なんてのはざらなのだが、聴いていてノれるのが不思議だ。
本作は1966年ワルシャワでの録音だが、当時のポーランドはまだ共産圏だった。
そのころの様子はまったく知らないが、ソ連の支配下にあったということであるから言論・文化への弾圧は推して知るべしである。
そんな中でもこうしたニュー・ジャズを演奏した人たちがいたことに、私は感動を禁じえないのだ・・・。
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フレデリック・クロンクヴィスト(As)/"Maintain!"
2011年1月8日土曜日
サヒブ・シハブ/“Sentiments”
近年やたらと再評価されているサヒブ・シハブ。
バリトンサックスが有名だが、アルト、ソプラノのほかにフルートも吹くマルチリード奏者だ。
ちなみにサヒブ・シハブというのは回教名(ムスリム)で、本名はエドモンド・グレゴリーという。
なんか普通過ぎるが・・・。
“Sentiments”
65年および71年の録音を収めたお得盤。
前半ではサヒブのソプラノ(!)がワンホーン・カルテットで聴けるのが珍しい。
後半はThe Danish Radio Jazz Group(デンマーク放送所属のバンド)によるアンサンブル。こっちではバリトンとフルート。
サヒブはマリガン信奉者だそうだが、なるほど、バリトンの音はペッパー・アダムスのようなブリブリ系ではなく、軽やかだ。
それとは対照的に、ソプラノはかなりバキバキした、芯のある音になっている。
表題曲“Sentiments”もソプラノで吹いているが、いきなりオルガンとエレキベースが入ってきて、いうなればインチキ臭いクラブジャズといった雰囲気である。このいい加減さがまたいい。
マイナーのファンキーチューン(3曲目)が出てきたかと思えば、サスペンス映画のBGMで流されそうな12曲目など、全体的にサヒブの曲は変なのが多い。
それがまた面白いんだが・・・。
ケニー・ドリューが参加していることからも、本作は今となっては貴重な記録だ。
☆次回をお楽しみに☆
バリトンサックスが有名だが、アルト、ソプラノのほかにフルートも吹くマルチリード奏者だ。
ちなみにサヒブ・シハブというのは回教名(ムスリム)で、本名はエドモンド・グレゴリーという。
なんか普通過ぎるが・・・。
“Sentiments”
65年および71年の録音を収めたお得盤。
前半ではサヒブのソプラノ(!)がワンホーン・カルテットで聴けるのが珍しい。
後半はThe Danish Radio Jazz Group(デンマーク放送所属のバンド)によるアンサンブル。こっちではバリトンとフルート。
サヒブはマリガン信奉者だそうだが、なるほど、バリトンの音はペッパー・アダムスのようなブリブリ系ではなく、軽やかだ。
それとは対照的に、ソプラノはかなりバキバキした、芯のある音になっている。
表題曲“Sentiments”もソプラノで吹いているが、いきなりオルガンとエレキベースが入ってきて、いうなればインチキ臭いクラブジャズといった雰囲気である。このいい加減さがまたいい。
マイナーのファンキーチューン(3曲目)が出てきたかと思えば、サスペンス映画のBGMで流されそうな12曲目など、全体的にサヒブの曲は変なのが多い。
それがまた面白いんだが・・・。
ケニー・ドリューが参加していることからも、本作は今となっては貴重な記録だ。
☆次回をお楽しみに☆
2010年10月28日木曜日
フレデリック・クロンクヴィスト(As)/"Maintain!"
最近注目しているスウェーデンのアルト奏者、フレデリック・クロンクヴィストである。
汁もしたたる黒人ジャズばかり聴いていたので、北欧ジャズは正直あまりカバーしていなかったが、ふと手に取ったこのCD、
かなり熱い。
ずしっと重たい芯のあるアルト。
ボッサのリズムに乗せた、どことなく寂しさを感じさせるメロディーの6曲目”North African Pearl”など、音の特徴をはっきり聴くことができる。
テーマ明けのソロから一気にギアを上げる2曲目は、ソロ・曲調ともにケニー・ギャレットの影響を感じるが、これはこれでよしとしよう。
私見だが、基本的にジャズは
アホな音楽
である。
「ケツの穴(よーするに肛門)」が語源という噂もあながち嘘ではないと思っており、ともかく「ガッハッハ!」と笑えるところにかっこよさがある。
ただ、この人のアルバム全体に漂う、なんともいえない透明感も、これまたすごくいい。
独特の透明感とソリッドなアルトを、でしゃばり過ぎないリズムセクションが裏打ちする。
オススメです。
■Personel
Fredrik Kronkvist (As)
Daniel Tilling (P)
Martin Sjostedt (Ba)
Daniel Fredriksson (Ds)
汁もしたたる黒人ジャズばかり聴いていたので、北欧ジャズは正直あまりカバーしていなかったが、ふと手に取ったこのCD、
かなり熱い。
ずしっと重たい芯のあるアルト。
ボッサのリズムに乗せた、どことなく寂しさを感じさせるメロディーの6曲目”North African Pearl”など、音の特徴をはっきり聴くことができる。
テーマ明けのソロから一気にギアを上げる2曲目は、ソロ・曲調ともにケニー・ギャレットの影響を感じるが、これはこれでよしとしよう。
私見だが、基本的にジャズは
アホな音楽
である。
「ケツの穴(よーするに肛門)」が語源という噂もあながち嘘ではないと思っており、ともかく「ガッハッハ!」と笑えるところにかっこよさがある。
ただ、この人のアルバム全体に漂う、なんともいえない透明感も、これまたすごくいい。
独特の透明感とソリッドなアルトを、でしゃばり過ぎないリズムセクションが裏打ちする。
オススメです。
■Personel
Fredrik Kronkvist (As)
Daniel Tilling (P)
Martin Sjostedt (Ba)
Daniel Fredriksson (Ds)
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