2012年1月27日金曜日

クローゼのエチュード

今日は練習の話でも。

ともかく社会人は例外なく忙しい。
限られた練習時間をどう使うかは最大の課題といってもいい。
上手くなりたい一心抑えがたく、となれば必然的にやりたいことは山積する。
倍音練習での音色作り、譜面の練習、曲のコピー、アドリブに必要な理論の習得、コードとスケールへの反応速度向上…etc、
が、当たり前も当たり前な話だが、基礎練習はやはり大事なのだ。



曲の練習をやりたい気持ちをグッと抑え、クラシックのエチュードをシコシコ練習する。
足で適当にリズムを取ったりせず、必ずメトロノームを使う。自分が何のキーのスケール練習をしているのか考えつつやる。
すると、技量の未熟さが露見する。これは結構つらい作業だ。
音の立ち上がりが悪い、疲れると音が潰れる、運指とタンギングが合わない、やたらと走る、苦手な運指は極端に出来ない…etc。
1ページなど容易に進まない。
もーーうんざりだ、やってられん!となっても我慢してやる。これが演奏の基礎体力になり、ひいては周囲をねじ伏せるアドリブソロにつながっている。
パーカーでさえ、ド下手くそな時にこういう練習をやっていたはずなのだから。

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