2012年5月4日金曜日

ゲイリー・バーツ / "There Goes The Neighborhood!"


ド直球なジャズのアルバム。
選曲もバーツのオリジナルは1曲だけ。スタンダードも数曲含まれており、たしかに斬新さには欠けるが、アルトは芯が通ったパワフルな音色。若干暗めなところはマクリーンに通じるところも感じる。

唯一のオリジナル曲"Racism"(人種差別のことだろう)は超速マイナーブルースだが、バチバチッと吹きまくり、年齢を感じさせない。"Impressions"もやっており、このソロは素晴らしいスピード感。やはりコルトレーンに傾倒しているのだなと思う。
ゲイリー・バーツといえば、エフェクトかけたサックスでブラックジャズを吹くアフロのオッサンというイメージであった。どうでもいいが、昔のジャケ写なんかほとんど具志堅用高である。
そうした時代の演奏と比べて近年は野心がなくてダメだとする見方もあるようだ。
しかし、もともとサックスにエフェクトをかけるのが嫌いな俺としては、これくらいストレートなジャズのほうがスカッと爽快である。
格別に華のある演奏ではないが、手堅さをお勧めしたい一枚だ。

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