サキソフォビアでも有名な竹内直さんのライブ録音。5曲中オリジナルは1曲だけだが、そんなことは関係ない。これは本当に素晴らしいアルバムだ。
オープニングを飾る"Dennis Charles"は竹内さんのオリジナル。名刺代わりの曲だそうで、5拍子がなんとも心地よい。少しかすれたようなテナーが軽快に響く。
そしてなにしろグッと来たのが2曲目"Mission"。
曲名からは想像しづらいが、ポップスでも通用するようなわかりやすく綺麗なコード進行が耳に心地よい。実はヤン・ガルバレク作曲らしい(へぇー・・・)。
図らずも感傷的な気分になってしまう、たまらん曲なのだ。
美しいメロディーをテナーが淡々と吹き、後藤浩二さんのメロディックなピアノソロが続く。
ゲストのソロでテーマに戻るか?と思いきや、竹内さんのテナーが爆発。メロディアスなソロにフリーキー・トーンが重なり、どんどんテンションが上がっていく。
息を呑む圧巻のソロである。
あれ、2曲目のことしか書いてなかった・・・。
ともかく聴いてみることをオススメする。
メジャーとはいえないかもしれない。が、疑問の余地なく傑作といえるアルバムである。
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